すぐ売却できる!不動産買取を解説。買取に適した物件を教えます。
郵便ポストに
「あなたの物件、高く買い取ります」
というチラシが入っていたことありませんか?
これが不動産買取です!
不動産会社があなたの物件を買い取ってくれるんです。
〝高く買い取ります〟などと言われるとちょっとお願いしてみようかなという気になりますよね。
でもちょっと待って下さい!!買取には買取に適した物件があります。
もし、あなたの物件が仲介に適した物件なのに買取に出してしまうと、思っていたよりも安く買い取られてガッカリ…なんてことになってしまうかもしれません。
仲介と買取はそれぞれメリットデメリットがあって、それぞれに適した物件があります。納得して売りたいのであればそのあたりはちょっと勉強しておいた方がいいかもしれません。
そこで今回は不動産の「買取」について詳しく解説していきます。
このブログを読むと不動産の買取と仲介の違いやメリット・デメリット、買取に適した物件も分かるので、納得できる適切な方法で自分の物件を売ることができるようになります。
不動産を売却する一般的な方法
一般的には、不動産会社に依頼して買主を探してもらう「仲介」ですが、不動産会社に直接買い取ってもらう「買取」という方法があります。「仲介」だと不動産会社は売主と買主を仲介して売買契約を取りまとめる役目ですが、「買取」は不動産会社自身が買主になって直接買い取ってくれます。
「買取」のメリット
「買取」を利用するとどんないいことがあるのか?順番に説明していきます。
➀短期で売れる
これが一番のメリットです!不動産を売る時に一番大事なのは何だと思いますか?
物件を買ってくれる人。買主です。仲介ではその買主を探すとこからスタートするわけですが買取の場合は不動産会社が買主なので、価格が合えばすぐに交渉成立です。
早ければ一週間、平均でも1ヵ月で現金に換えることができます。
②仲介手数料が不要
買取の場合は、不動産会社が直接買い取りしてくれるので、仲介手数料が掛かりません。例えば3000万円の物件を仲介で売却すると、1,056,000円の仲介手数料を不動産会社に支払わないといけないんですが、買取の場合はこれが不要です。ゼロ円で済みます。
③解体費用や修繕費用の負担が無い
雨漏りしたり傾いたりして、直すのも難しい物件の場合、全部解体して更地にしてから売る人もいます。この場合の解体費は売主負担となります。
他にも、壁に穴が開いている、窓が割れている、傷んだ箇所があると、普通は売る前に売主の負担で修理しますが買取の場合は不動産会社が買い取った後にリフォームするので、このような事はしなくてもいいんです。
売主の負担はありません。逆に、室内がどんな状態でも買い取ってもらえるということです。極端な話、住んでる状態のまま、中の荷物が残ったままでも買い取ってもらえます。
④内覧が不要
仲介と違ってお客さんを物件まで案内して室内を見せる「内覧」は必要ありません。内覧は文字通り、購入を考えている人が家の中を見に来る行為ですから、物件が売れるまでは、何度も何度もこの内覧の対応をしないといけません。
住みながら売却する場合は、これが結構ストレスに感じる人も多いです。買取だと不動産会社が1回見に来るだけで済むので、何回も見られる内覧が無いのは助かりますよね。
また、何度も家にお客さんを案内したり、販促のチラシを配ることもないので、近所の人に売却しようとしていることもバレません。
買取のメリット【まとめ】
買取はすぐに現金化できて、仲介手数料不要、修繕費用の負担や内覧の必要もなく近所に気付かれにくい。
つまり不動産売却に伴うストレスがありません。これが一番の買取のメリットです!
買取のデメリット
たくさん買取のメリットをあげましたが、もちろんデメリットはあります。
買取価格は仲介で売却するよりも安くなります。なぜなら、不動産会社は、買い取った物件をリフォームして新たな商品として販売します。そのための仕入れとして買取りするから、安くでしか買取ができません。
不動産会社は買い取った後のリフォーム費用、登記費用、税金などの費用を差し引いて買取価格を提示します。
そのため、市場価格よりも1~3割ほど安くなります。また、不動産会社も商品化するための仕入れとして物件を買うわけですから、もし物件が条件に遭わない場合、買っても儲からないと判断されると買取を断られます。
基本的には古い物件や事故物件でも買い取ってくれますが、利益が見込めない物件は買い取ってもらえません。また、郊外や田舎の物件だと、買い取っても売れにくいと判断されて、買い取りしてもらえないこともあります。
どんな物件が買取に向いているのか?
さて、メリットとデメリットについて話しましたが、ではどんな物件が買取に向いているのでしょうか?
築年数が古くてボロボロの家とか、事故物件とかそのままじゃ買い手がつきにくい物件は買い取りに向いています。
いくら建物がボロボロでも不動産会社はリフォームするのを前提で買い取りますし、使えない状態なら解体するのを前提で買い取りますので、そういった訳アリ物件の場合は買取が向いていますね。
それと、遠方の物件を売る場合も何度も足を運ばなくても済みますので、買取が向いています。
他には、仲介でずっと売りに出しているけど売れていない物件も、そのまま売れ残ってズルズル価格を下げて売るよりは、早めのタイミングで買取に切り替えた方がいいかもしれません。
買取に適している物件はこれで分かりましたね。
買取に適した「時」がある
買取には適した「時」があります。それは相続です。たとえば実家の相続で、相続人が複数いるとき。建物はそのままでは分割できないので、相続人全員で共同所有したり、一人で相続するように残りの相続人に相続放棄をさせたりします。
どちらもそう簡単に終わりそうになく、揉めてしまいそうです。こんなときは建物をそのままで相続するよりも売却して、現金で分けるのが一番揉めないで解決できます。現金なので相続人が何人でもいいですし、遺産相続がスムーズに進みます。
他にも相続した実家が遠方の時。何度も遠くまで足を延ばして手続きをするのは大変面倒ですよね。儲けようと思っていないのなら、少々相場より安くても一回の手続きで完了する買取がオススメです。
また、相続物件を元々あてにしてなかった人は、住むことも無いので早めに売って現金化するのに買取を選ぶ人が多いです。
他には、海外転勤等で売却の見通しが立たないと困る人も、短期で契約が完了する買取を選ぶことが多いです。古い物件、事故物件、または相続物件で、速やかに現金化したい場合は、買取がオススメです。
買取の最大のメリット
わずらわしい手続きがなく、すぐに現金化出来ること。これが一番のメリットですね。
まとめ
不動産の買取について、仲介との違いからメリットデメリット、買取に適した物件について解説をしました。
買取とは不動産会社が直接物件を買い取ることです。
【買取のメリット】
・短期で売ることが可能
・すぐに現金化できる
・リフォーム費用の負担が無い
・近所の人にバレにくい
【買取のデメリット】
・買取価格が相場よりも1~3割ほど安くなる
・買取してもらえない物件もある事。
【買取に適している物件】
・築年数が古い物件
・事故物件
・仲介で長期間売れていない物件
・相続人が複数いる物件
こういう物件は仲介より買取がオススメです。
仲介と買取、それぞれ特徴がありメリットやデメリットがありますので、よく考えてあなたの物件に適した方法で売却しましょう。
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