『終の棲家』を考える理由!老後を考えた住み替えが急増!?
「終の棲家」とは?老後を考えた住み替えが急増
子どもが成長して独立した、近いうちに会社を定年退職するなど家族のライフスタイルの変化をきっかけに住み替えを検討する人が近年増加しています。
「終の棲家」とは、言葉通り人生最期の家のことです。
結婚や子どもが産まれたタイミングで、今の家を購入したという方も多いでしょう。若い時代に購入する家は、自分一人だけの生活ではなく家族みんなが快適に暮らせる空間を意識して家を選びます。
しかし、年数が経つにつれ、家族のライフスタイルは変化していきます。
子どもが大きくなり独立してしまった、定年退職で仕事をしなくなった、と大きい変化がきっかけとなり快適だった今の家が不便ということを感じ始めることもあるかもしれません。そこで、マイホームを手放して住み替えをしたいと考える方が増えているのです。
いつかはやってくる老後に備えて「どんな暮らし方をするのか?」を視野に入れた「終の棲家」としての住み替えを考えることはとても大切です。
どう変わる? 老後の生活
ライフスタイルが変化すれば、住まいの快適さもかなり変わってくるはずです。年を重ねるごとに起こり得る変化とは、いったいどのようなものなのでしょうか。
1.子どもの自立、定年退職などによるライフスタイルの変化
2.加齢によって足腰が弱くなる
3.今の住まいに不満が出てくる
1.子どもの自立、定年退職などによるライフスタイルの変化
家族みんなのライフスタイルが考えられた広い間取りの家では、子どもの独立後に「家が広すぎる」と感じてしまうかもしれません。誰も使っていない部屋があっても、ホコリが溜まるので放置するわけにはいきません。定期的に掃除をしたり、空気の入れ替えをしたりする必要があります。一戸建ての場合、2階に子ども部屋があることが多いため、掃除のために2階と1階の往復で階段を使うのは足腰の負担にもなります。
また、老後には定年退職という大きな変化もあります。郊外の一戸建てに暮らしていた方が、老後の生活を考えて利便性のよい都市部に住み替えるケースも多いです。
2.加齢によって足腰が弱くなる
毎日使う体は加齢によって機能が低下します。若いころのように体を動かせないと、運動しなくなり筋肉が落ちてきます。関節の周囲にある筋肉は動きをスムーズにしてくれるものですが、筋肉量が減少することによって足腰の動きが悪くなりがちです。
若いときにはスムーズに昇り降りできていた階段は、シニア世代にはなかなかきついものとなります。階段のある2階建の一戸建ては、足腰が弱くなった老後には住みにくいと感じやすいのです。
3.今の住まいに不満が出てくる
仕事や子育て中心の生活の頃に購入したマイホームは、子どものために広くしたり、明るい2階をリビングにしていたり、若いときの理想に合った間取りとなっているかもしれません。
ところが、一戸建ての階段の上り下りがしんどくなってきた。車の運転が不安になってきたが、徒歩圏内に病院やスーパーなどの施設がない、など不満がでてきます。
老後には使いづらい間取りになってしまっていたり、食事や外出のとき、寝るときなど1日に階段を何往復もするのは加齢で弱まった体のことを考えるとかなりきついものでしょう。
終の棲家、老後を考えた住み替えはここに注目!
終の棲家として住み替えを考えたときは、身体のことを一番に考えた使いやすい間取りにしたいですよね。足腰が弱くなると若いとき以上に動きやすいことが重要なポイントになります。バリアフリーや家事動線の短さなどが考えられている間取りに注目しましょう。
なぜそこまで「住み替え」をおススメするかというと、ケガや病気になってから住み替えるのは精神的にも体力的にもとてもキツくなるためです。
特にバリアフリーでない自宅でつまづいて骨折してから、介護が必要になったり寝たきりになってしまうという事例が後を絶ちません。
自宅で怪我をして後悔するくらいなら、元気なうちにバリアフリー住宅に住み替えることを、一度きちんと検討して頂きたいのです。
しっかり検討した上で「住み替えない」という判断をするのは構いません。問題なのは、何も考えずに何となく今の住まいに住み続けることです。
しっかり考えるのと考えないのとでは、将来に向けての資産に対する意識や、健康面での心の準備などがまったく違ってきますので、この機会にぜひしっかり考えましょう。
終の棲家、老後の新しい住まいはマンション?一戸建て?
実際に足腰が弱くなって生活がしづらい状況となってから住み替えをすると、住まい探しや引越しが負担となり、なかなか難しいものです。老後を見据えて住み替えをするなら、仕事を持っている間に検討しておくのがおすすめです。
そこで、まず迷うのが「マンション」か「一戸建て」のどちらにするかではないでしょうか。
夫婦2人で住むのであれば、マンションの方がちょうど良い広さで機能性は高いです。ただ、住民たちの文化に入るのが嫌だということで、戸建てを希望することも多いです。
「終の棲家」老後のマンション
□メリット□
・ワンフロアで生活できて階段の負担が少ない
・戸締りがラク
・1階住戸でない限り、お庭の掃除やお手入れが必要ない
・管理人がいるため、維持管理を自分でしなくてすむ
・子どもに相続した場合もそのまま運用しやすい場合が多い。
■デメリット■
・管理費・修繕積立金・駐車場などのランニングコストが毎月発生する
・時間帯や家族構成によって、上階の音が気になる可能性 がある
「終の棲家」老後の一戸建て
□メリット□
・増改築も生活もなんでも自由にできる。
・管理費などのランニングコストがかからない。
・古くなっても子どもへ土地を残すことができる。
■デメリット■
・段差が多い。
・2階への階段の上り下りが大変。
・庭の手入れが大変
・防犯面が心配。
・相続後、空き家となった場合の管理が大変
それぞれ良さはありますが、老後の住み替え先としてはマンションを選ばれる方は多くなっています。
老後に負担に感じる「段差」「戸締り」「庭の手入れ」がマンションでは解決することが大きな理由のようです。
老後の生活「終の棲家」へ住み替えるのに適した家を選ぼう
長い人生のなか、誰しも健康で丈夫に生活し続けたいと願うものです。ただ、加齢とともに体力が落ち、身体能力が衰えるのは自然な流れとも言えます。その年齢が早まるかどうかはそれぞれの体質や食生活の環境にも左右されます。
そして、若いときには快適だったマイホームが「なんだか暮らしにくい」と感じることもあるかもしれません。
何十年後の将来の心配をするのは難しいですが、のんびりと暮らす幸せな老後のためには考えておきたいことです。
「第2の人生を新しい住まいで…」と考えると夢が広がりますね。
資金面や相続など現実的な問題もあり、色んな選択肢がありますが、それぞれの特徴を踏まえ安心して快適に過ごせるような『終の棲家』が見つかるといいですね。
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