家はどれくらいの期間で売れる?知っておきたい!不動産が売れるまでに必要な日数を解説!!
売り始めてから、売れるまで、どれくらいの期間がかかるのかは不動産の条件によっても変わりますが、だいたいこれくらいという目安は知りたいですよね。
売れるまでの期間が全然分からないと、売ったあとのスケジュールも組みにくいですし、住み替えで後のスケジュールが決まってると、いつから売り始めないと間に合わないのかも分からないです…。
そこで、実際に不動産が売れるまで、どれぐらいの期間が必要なのかを解説していきたいと思います。
引き渡しまでの流れ
まず、家を売ろうかな?と思ってから引渡しまでの流れを説明します。
初めに、
査定を依頼して不動産会社と媒介契約を結び→そこから売却活動を始めます→買いたい人が見つかったら→売買契約を結んで引き渡して→完了です。
それぞれの期間の目安ですが、もう少し詳しく説明していきます。
①②査定から媒介契約まで
不動産会社から査定を貰って条件が合えば、それで売ってくださいと仲介をお願いする媒介契約を結びます。ここまでで2週間~1ヶ月ほどかかります。
③売却活動
ここから売却活動を始めます。ネットに広告を出したり、内覧の案内をしたりして買う人を探します。買う人が見つかったら売買契約を結びます。
この期間が3ヶ月~6ヵ月ほどかかります。
④⑤売買契約から引き渡しまで
売買契約してもすぐに引き渡しができる訳ではなく、買主が住宅ローンを組むなど、お金を準備する期間が必要なので引き渡しするまでにも1~2ヶ月ほどかかります。
査定から売買契約まで平均6ヵ月かかる!
初めの査定を貰ってから、売買契約するまでのこの期間は平均すると6ヵ月です。
どうですか?半年は、早いですか? 遅いですか?
でも、この平均はあまり意識しすぎない方がいいです。実は、家を売った人が売れるまでにどれ位の期間がかかったのかを、以下のように期間を分けて見比べてみると、全部同じくらいの割合でそんなに変わりません。
・3ヶ月未満
・3ヶ月~半年
・半年~9か月
・9ヶ月~1年
・1年~2年
3ヶ月未満のスピード売却の人から、1年以上長期化してしまった人まで、同じくらいいます。
「できるだけ早く売りたい」とは、誰でも思いますが早いだけではなくて、「できるだけ高く売りたい」という気持ちもあるので、高い金額で売り出して時間がかかる人もいます。
もちろん、事情によっては価格よりもスピードを重視しないといけない人もいます。
不動産の売却期間が早くても3ヶ月程時間がかかってしまうのは、広告を出してから買いたい人に広まるまでに大体3ヶ月くらいの時間がかかるからです。
例えば、広告を出して1ヵ月…
広告を出して1ヶ月しか経っていないなら、まだ買いたい人の目に触れていない可能性があるのでもう少し待って様子を見る必要があります。短い期間で売ろうと思ったら、売り出し価格を相場よりも安くしないと売れないので、「売り急ぎ」と呼ばれる損をする売り方になります。
また、買主が見つかるまでの期間は、必ずしも3ヶ月という訳ではなく、物件によっては半年以上かかることもあります。
売却期間が長期化する原因とは
売却期間が長期化するのは、売り出し価格が高過ぎることが主な原因です。
不動産は早く売るには安くする必要があります。だからといって長期間売っていても高く売れる訳ではないです。適正価格よりも高過ぎる価格で売りに出せば、ず~っと売れない状況が続いてしまいます。
もし、3ヶ月以上経っても売れない場合には、売り出し価格が市場に合っていないという事なので、価格を下げるなど見直しが必要です!
早く売りたいなら
不動産の売れやすさは、マンション・戸建てでも違ってきますし、築年数・エリアによっても変わってきます。どんな不動産にも共通して言えるのは、
早く売りたいなら、適正価格で売り出すことがポイントです。
適正価格とは
不動産が「売れる」には、「この金額なら買ってもいいな」と思う希望者に内覧してもらって、購入を決めてもらわないといけません。だから多くの人に「この物件でこの価格なら納得」と思ってもらえる金額こそが適正価格となります。
その適正価格を見極めるためには、不動産会社に今の相場や市場から考えて自分の家はいくらが妥当なのか?と、厳しい目で査定をしてもらうことが大切です。
しかし、高い査定価格を出して貰って、喜んでるようではダメですよ。査定価格は、不動産会社の思惑でいくらでも高くすることができます!高い査定で売れなくても不動産会社には何も責任が無いですし、売主を喜ばせるために高い査定をする不動産会社が多いので気を付けましょう!
売却期間が長くなりがちなのは
適正価格で売り出しても物件の条件によっては売却に時間がかかることもあります。
売却期間が長くなりがちなのは、
・古い戸建
・人気のないエリア
・競合する物件
条件の悪い物件でも、他の物件と差別化できるものを付けると「売れやすさ」は向上します。
例えば、住宅の健康診断をするインスペクションや、瑕疵保険、安心R住宅など、物件に「付加価値」を付けるとお買い得感が出るので早期売却に繋がります。
気をつけよう!〝媒介契約〟
気をつけたいのが、不動産会社に仲介を頼む「媒介契約」です。通常は3ヶ月間で一つの期間がワンクールになっています。
・専任媒介
・専属専任媒介
によって契約を結んだ場合は、3ヶ月を超えての契約はできません。3ヶ月経ったらまた契約を更新することが多いですが、もし売れそうにないなどと思ったら、更新せずに契約を解除して別の不動産会社に売却の仲介を頼み直すことも出来ます。
不動産は大きなお金が動くので、満足のいく結果にならなかった場合は後悔しないように、別の方法に切り替えた方が上手くいくかもしれません。売れそうにない時は、スッキリと違う不動産会社に切り替えた方が良いかもしれません。
適正価格で売り出したら早く売れる?
適正価格で売り出したら早く売れる「可能性」は高くなりますが、どれだけ優秀な営業マンでも「すぐに売れる」という保証はできません。人気のある物件だったとしても、いくら安くで売り出しても買う人が現れてくれないと売ることが出来ないからです。
スピード重視の人は「買取」?
すぐに売らないといけない人や、価格よりスピード重視の人は「買取」による売却も検討してみましょう。
不動産売却といえば不動産会社に「仲介」してもらって売りますが、「買取」は不動産会社に直接買い取ってもらうという売り方です。
買取は、早ければ1~2週間で現金化できますが「仲介」で売る時の7割~8割ほどの価格でしか買い取ってもらえないというデメリットはあります。
まとめ
不動産を売る時にかかる日数は、半年くらいかかると認識しておきましょう!
売却期間が長期化するのは、売り出し価格が高過ぎることが主な原因です。売却期間を短くしたいなら「適正価格で売りに出す」ことが大切です。適正価格でも売れにくい場合はインスペクションや瑕疵保険など、物件に付加価値をつけて、早期売却を目指しましょう。
売却価格よりもスピード重視の人は買取も検討しましょう。
いずれにしても売却期間は余裕をもって計画し、焦らずに売却するようにしましょう。
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